ルーツをたどる旅

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~自分のルーツをたどる旅~
~家系図作成について~

自分はどこから来たのか?
普段は全く考えないことでしょう。今まで親からも自分の祖先について、くわしいことはあまり聞いてこなかったのではないでしょうか?

戦後、皆、学校や仕事に追われるようになり、親や祖父母ですら、じっくり話す機会は減ってしまいました。ましてや、東京に出てくると、本家、分家等の付き合いも減りました。親の葬儀などで、来ていただいた高齢の親族の人に、「小さい頃、お母さんに連れられて、家に来たの、覚えてる?」と声をかけられても、全くわからない。

改めて自分の祖先を調べるためには、まず、戸籍謄本を辿っていくのがはじめです。いずれ、親の相続は誰しも直面するものです。その時には古い戸籍謄本が必要になります。閉鎖された古い戸籍は、おそらくすべての手続きで期限はありません。使いまわしが出来るので、取っておいて損はないでしょう。

そこで、この戸籍の取り方ですが、まず、自分の戸籍や親の戸籍から取り始めます。
戸籍というのは明治時代になって作られました。この時のご先祖様が一家をなし、最初の戸籍が作られました。その後、相続・分家・転籍・役所による様式変更により、さらに新たな戸籍が作られるということが繰り返され、今日に至っています。

ただ、新たな戸籍ができるときは、(結婚、養子、死亡などにより)既に以前の戸籍から移転・抹消済みの方は転記されません。そのため、相続手続きについても、家系図を作成するにしても、戸籍記録をどんどん遡っていかなければなりません。これが一番骨の折れる作業だと思います。

しかし、これらを調べていくと、今まで知らなかった自分の親族の事情がわかり、新たな発見による喜びが得られることと思います。

ただし、戸籍は保存期間が決まっており、1つの戸籍が閉鎖されると、現在100年間
の保存となります。今現在も全国で廃棄され続けています。

戸籍は自分のルーツを探る重要な手がかりです。思い立ったら早めに取りましょう。
それでは、戸籍が辿れるところが最後でしょうか?

そんなことはありません。いくつか考えられる手立てはあります。

①菩提寺の過去帳を調べる。
江戸時代、幕府は全国の寺に地域の人的資料を集めさせていました。そのため、親族の菩提寺に過去帳がありますので、それを見せてもらうということが考えられます。
ただ、昨今の個人情報保護の風潮もあり、気軽に見せてもらえるわけではないようです。
また、過去帳は古文書ですので、簡単に読めるものではありません。
日本の字は、中国から漢字を教わり、それを当て字として始まりました。例えば、「あ」というひらがなも、「阿」「安」をそのまま使うなど、していました。その「阿」にしても、
手書きで崩されているので、崩され方のバリエーションを体得するしかありません。
平仮名だけでなく、漢字自体も崩されています。
現在、各地域で、古文書サークルなどもありますので、協力を仰いでみることも考えられます。

②先祖代々の墓石の文字を読む。
これも、古文書ですので、上記と同じハードルがあります。携帯で画像に取ったり、あるいは「魚拓」のように墨を塗って紙に字を写し取ったりして、読める人に読んでもらうという方法があります。

③家紋を調べる。
今日、男性は和服を着る機会もあまりなくなり、家紋を意識することがなくなりました。
家紋について話す機会もあまりないと思いますが、後期高齢者では、存在を知っている方は多いようです。親や祖父母に聞いてみてはいかがでしょうか?
家紋は、一族の中で分家すると、新しく家紋が出来たようですが、本家の家紋に一部修正を加えて作ることが多かったようです。
ネットでも専用のサイトがあるようですので、似通った家紋が見つけられれば、枝分かれする前の本流にたどり着けるかもしれません。

④図書館・公民館で調べる。
菩提寺がある地域の図書館・公民館に行くのが一番ですが、自宅近くの図書館・公民館でもある程度は調べられます。自分の「姓」に関して調べるのも参考になりますし、図書館の方に事情を話せば、協力をしてくれると思います。

最後に、一つ、留意する点ですが、一つ前を遡れば、父母2人であり、その上は祖父母4人です。10代遡れば1024人になります。上に行けば倍々に増えていきますので、父系を辿っていくのがスタンダードでしょう。