未来が現在を変える

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私たちのこれからについての雑感~未来が現在を変える~

今回は司法書士という枠組みを離れ、素人ながらこれからの私たちの経済生活はどうなっていくのだろうということについて、個人的な雑感を述べたいと存じます。

今日のような先行き不透明な混迷の時代には、自称エコノミスト達が様々な意見を言い合い、我々素人はだれが本当のことを言っているのかわからない状態です。

著名な経済学者でさえ、社会実験がなかなかできない経済学は、本当のところはあまり自信がないのではないでしょうか(自身の理論が実験で確かめられないため)。

ただ、少なくとも、現在の主流とするマクロ経済学の考え方は、信頼できる社会保障制度の青写真を作らなければ、安心して商品を買わないし、売れないということだそうです。

思うに、アベノミクスもインフレターゲット政策等は近年の考え方に沿っていますが、新たな社会保障制度の構築までは無理で、限界があるのかなと感じます。

AIによってどれだけ経済を補完できるのかによって違いがあるとは思いますが、このままですと、社会保障費と借金の利息で国民生活を圧迫するようになることを危惧します。

しかし、現在われわれが、先の生活の見通しとして、自身で考えるとき、経済学が判断の今後の助けにはなろうかと思いますので、素人ながら大雑把にマクロ経済について以下に、述べてみたいと存じます。

☆マクロ経済学について

今日、経済学にはミクロ経済学とマクロ経済学があります。
ミクロは個人間の取引等、地域の限られた経済の動きについて研究するものです。これに対し、マクロ経済学は国全体の経済について研究するものです。

そもそも経済学は、現実の複雑な事情を全て解明するのは難しいので、重要な要因を取り出し単純化して分析するものですので、どうしても予想外の重要な要因も含め、誤差が出てきます。
ですから、ミクロ研究を積み重ねても、誤差が大きくなりますので、マクロは別途研究しなければならないということです。

〈マクロ経済学の大雑把な歴史〉
中世ヨーロッパの産業革命以降、アダムスミスの「自由な経済活動が発展を促す」という経済学が生み出されました(それまで王様など、権力者が権益を牛耳っていたため、これを打破するためです。これは古典派経済学と呼ばれます)。
しかし、1929年に始まった世界恐慌により数年たっても悲惨な不況はやまない事態に至り、その対策として出てきたのが、ケインズ経済学というものです。
そして、第二次世界大戦前後の経験から、戦後、世界各国でケインズ経済学によるケインズ政策が本格的に始められました。

● 古典派経済学とケインズ経済学の政策の違い
古典派経済学は「神の見えざる手」という言葉に代表されるように「市場経済に任せておけば自動的にあるべき状態に落ち着く」という考え方で、競争を阻害する規制を除去することでうまくいく(例えば、労働賃金も高ければ下げなければならない、世界恐慌の時もこれが元凶だとされました)というものです。
これに対し、ケインズ経済学は、消極的な政策では不況は長引くので、短期的には政府の積極的な経済政策を行うべきだと主張しました (具体的には、まず公共事業を行う、加えて、金利を引き下げるなど) 。

● 現在の経済学
戦後、上記の大きな考え方が、互いに、失敗を繰り返し、切磋琢磨して改良を加えながら、発達してきました。
それぞれの見方は、時代状況によって前提が変わってしまうと、現在には当てはまらない政策だとなってしまいます。常に、時代に合わせて進歩しなければなりません。
結局尽きるところ、今現在の主流とする経済学は、ニューケインジアン(新たなケインズ経済学者)と呼ばれる経済学者たちの唱える、「未来が現在を決める」という言葉に象徴される、先の安心、目標があって、現在の行動を皆が決めるという考え方です。

※これは国全体だけではなく、個人の人生でも同じではないでしょうか。
 未来の自分が、現在の自分を変えるものだと感じます。